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スタイホメ週間の産物ー趣味その2

20821

趣味その2

4月の「スタイホメ」期間で私が授かったもう一つの産物は
お風呂の中での読書、特に現在、江戸時代舞台とした時代小説にハマっている。

4月頃、テレビをつけてもインターネットをのぞいても、落ち込むようなニュースだらけ。おまけに何が真実かもわからないのに、ただ気持ちだけが暗くなるばかりだったので、まったく関係ない世界に逃避したいなーと思って向かった書店で、「みをつくし料理帖」で人気の高田郁先生の、呉服商を舞台とされた「あきない世傳金と銀シリーズ」を手にしたのが大きな出会いだった。
大阪天満の呉服商に女衆として奉公を始めた1人の女性の困難を乗り越えて生きていく姿を描く物語は、途中から舞台がお江戸日本橋となる。商人ものとあって、自分を投影してしまう箇所も多く読み応えも抜群、面白さ満載の物語は毎晩、お風呂が水風呂になるまで既刊8巻を夢中になって読み切った。
最後の8巻目は読んでしまうことが惜しくて、一ヶ月ほど手にできなかった。

これがきっかけとなって、高田在子先生の「はなの味ごよみ」も美味しく読んだ。
奥山景布子先生の「寄席品川清州亭」シリーズも新刊が待ち遠しい。

笑いあり涙あり人情たっぷりの時代小説が今、私の大ブーム。

そして影響を受けやすい私は、「あきない世傳金と銀シリーズ」がきっかけで、反物に興味が出てきた。着物だけは興味が出ないだろうと思っていたのに、この変わりよう。単純すぎるったらありゃしない。
そんな折、お使いがあって日本橋のとある反物屋さんへ伺うことに。
目に止まったのは渋い小千谷縮。
全てのお祭りやイベントを我慢することになった2020年の「特別な夏」の反動で、来年は小千谷縮の浴衣を着てお出かけしちゃおうかしらん。NYでも着ることができたら素敵だろうなーと、想像は膨らむ。

さらに「いまさらかい!」と、お付き合いの長い真打からお声が飛んできそうなことは「品川清州亭」を読んで、落語に行きたいと思い始めていること…。
LFでの弊番組、私の相方はずっと前から立川流の筆頭真打、志らら師匠。
林家正蔵師匠とも対談させていただいたことがあり以来、季節のご挨拶を交わさせていただいているというのに。
こんな贅沢な環境にいたのに、その価値をまったくわかっていなかった愚か者だ。
家でもこれまでまったくスルーだった、父が聞いていた落語のCDに目が止まっている。
落語道については、こんなにも恵まれているだから、学ばなければ人生の大きな損失?だろう。

来夏は小千谷縮を纏い、寄席に顔を出す。帰りは十番のお蕎麦屋さんで一杯、、、江戸っ子の端くれ、そんな夏の過ごし方にとても憧れる。

「スタイホメ」はどうやら、私の趣味の世界を色々に広げてくれたようだ。