ナタリア・グレビオンキーナは、ベラルーシを拠点に活動しているアーティスト。版画家としても活躍しており、一枚一枚手刷りされたシルクスクリーン作品は、ぜひ一見の価値がある。何気ない日常の一場面や自然風景、あるいは想像力溢れるファンタジックな世界まで、独特のタッチで詩的に描かれた作品は、彼女ならではの個性と魅力にあふれている。気温が上がり、雨の多い6月は、多くの植物や生き物にとって恵みの季節。鮮やかに咲く紫陽花の茂みの中では、“小さな世界の住人”たちがホッピーで夏の始まりを祝っているかも…。そんな想像を掻き立てられる今月のアートランドとともに、キンキンに冷えたホッピーで乾杯を。