2008年4月20日
4月20日(日)
ホッピー創業100年を目前に、
ホッピー発売60年、ホッピー還暦の今年、
私達は大きな改革に挑んでいる。
”還暦=原点に帰る”ような
この一大チャレンジに
めぐり合わせの不思議を感じてならない。
昨年秋に出版させていただいた
記念すべき一冊目の著書で
すっかり有名になった
我が工場長が、今回のプロジェクトでは
自ら前線に飛び出し、
私達若手では、どうにもできないことを
全て一手に引き受けてくれて
善戦してくれている。
その姿を見ながら、つくづく思う。
この人を失わなくて良かった・・・。
正直に告白しよう。
私は、若さでなんでもできると思っていた。
けれど、それは私の大きなおごりだった。
それこそ、最大に危険な若気の至りだった。
この会社が、
私が創業したベンチャー企業だったら
話は異なる。
でも、ホッピー社には
小さくとも100年の歴史があり。
その歴史を、ただ聞いているだけの
我々若手には、なんともできないことが
あるんだと、
それは実力の有る無しに関係のないことなんだと
痛いほど感じている。
私がこの会社の3代めを受けるには
歴史を紡いできた先輩社員の力がどうしても必要なんだと。
歴史は、先輩がいて、同僚がいて、後輩がいて紡がれ
ホッピー社の命の灯も、こうして、
受け継がれ続いていくんだなと。
改めて、我が工場長の存在の大きさ、大切さを
痛感している。
そして、戦いが始まって2日。
この5年をかけて私が採用したり
時には、真っ向から対峙しながら
お互いに価値観を確かめ合い、
共に戦うことを誓ってきた
チームホッピーミーナとも言うべき
私の大事な社員達が、
それぞれの持ち場で、
支えてくれている。
ある者は前線に飛び出し、
ある者は、同僚の戦士たちが
安心して戦えるよう、目を真っ赤にしながら
対策本部で早朝から深夜まで
頑張っている。
ゆっくりとした食事はおろか、
トイレすらなかなか立てないほど
大変なのに、社員達の笑顔は明るい。
赤坂ー調布間の連携も
以前とは比べ物にならないくらいしっかりしてきた。
この一週間、調布の製造は
その限界を超えている。
しかし、一本でも多く作って
お客様にご迷惑をおかけしないようにと
ホッピー製造部隊も、協力を惜しみなくしてくれている。
深夜に及ぶ製造に、その騒音に
ご近所の方にもご迷惑をおかけしているが
ご近所の方もご協力くださっている。
そんなだから・・・
「お前達が仕事しないから、商品が間に合わないんだろう」
買い占めておきながら、そんな非情な言葉を
どう受け止めたものか・・・。
人生の恩人に、後ろ足で思い切り砂をかけるような
その恩知らずな行動を私は大きな怒りと共に
決して忘れないだろう。
*****************
「これを乗り越えて、一日も早く
夢を実現させましょう!」
過去最高に結束しているチームホッピーミーナ、
ホッピーの夢は、
がんばってくれている社員と、
本当の味方であるお客様とで
成り立っている。
チームホッピーの夢を本当に叶えるために
私は負けずにがんばるぞ~!!
投稿者: wpi 日時: 2008年4月20日 13:38
2008年4月20日
4月20日(日)
師匠から、「恋は勝ち負けじゃない、好きか嫌いかだ、
理屈じゃなくて、なんとなく、な」
と言われたのが3月。
あれが私には衝撃的だった。
生まれて40年、私の恋愛観は思い切り間違っていたんじゃないか・・・?
そう言えば・・・、で、
かつてムーミンから言われた言葉の数々を思い出す。
あの時は意味がわからなかったけれど・・・。
祖父母、両親から頼まれもしないのに
自ら勝手に
”私はホッピーの跡取り”という意識を
強く、強くもち、それを自分に植えつけた幼少期。
ところが私が育った70、80年代は
女性が現在のように社会の前線でバリバリ働くような
環境ではなく、
「いかに跡を取るか」を考えた私が行き着いた結論が
「婿取り」であったのは、ごく自然な流れであろう。
つまり、幼少のみぎりからわたしにとっての
恋愛や結婚は、恐ろしいことに
ビジネスの1つだったのだ。
「俺は、貴女の人生のパートナーになるんだよね、
ビジネスパートナーじゃないよね」
かつて、結婚を語った彼に言われたことがある。
「あたりまえじゃない!」
何言ってんの?とばかりに
切り返したけれど、あの時の私は・・・。
どうやら私は、ビジネスマン、ホッピー3代目としての
私を育てることに、40年の歳月と私自身のエネルギーを
費やしてはきたが、その分、
自分自身を育てることをごっそり置いてきぼりにしてしまったらしいと
気づいた40歳の誕生日。
このままじゃ、幸せになれない、
こんな私では、社員が安心してついていける3代めにもなれないと
過去最大の危機感を感じて
今年の課題を「自分と向き合うこと」に。
始めたこの3月は、自分が整理できなくて
まだまだ愛することより、愛されることに価値があり、
外的要因に一喜一憂してしまい、とても苦しかったな・・・。
私の危機感を察知してくださった
親しくさせていただいているカウンセラーの方が
7月に予約していた合宿に前倒しして
このゴールデンウィーク、私だけのための
プログラムを組んでくださった。
自分自身と向き合う研修を受講予定。
いったい何が出てくるのか・・・。
そんなこんなで、向かったバンクーバー。
ドクターから彼を慕う、私の友人でもある
Yさんの話を聞く。
「あの娘に言ったんだよ。
料理くらい出来なくちゃって。
仕事が幾ら出来てもダメ。
(ちなみに彼女はバイリンガルで
とても優秀な弁護士)
そういうオンナを、”バカオンナ”って
言うんだよ、ね、ミーナさん」
そう、つまり私も「バカオンナ」の
烙印を押されてしまったというわけで。
でもその時、素直に
そうかもしれないなぁって思った。
大好きな彼が一番喜ぶことをしてあげたいとか
大好きな彼の為に何かをしてあげたいとか思ったときに、
豪華なレストランに連れて行ったり
豪華なプレゼントを贈ったり
それはそれで悪くないけれど
いつもそれじゃぁ、どうなの?って思うよね・・・。
愛されることより、愛することを。
そして、誰かの喜ぶ顔を思いながら
準備をすること、この喜びの時間が
私の心をピカピカに磨くんだなということも気づく。
ちなみに、その友人Yは、
ドクターからバカオンナの烙印を押された直後
料理を習いはじめ、最近
ブイヤベースを作って、友人達を自宅に招き、
すっかり「脱バカオンナ」を果たしたらしい。
日本に戻ってきて友人のYにさっそくメール。
「どこの料理教室へ行ったの?」
「ミーナさんもバカオンナの烙印押されたんだ!」
笑顔と共に、返信が届いた。
彼女が通った料理教室は渋谷だとか。
考えている余地は無い、
その料理教室にすぐ、申し込みのメールを送る。
すると・・・。
ご縁ってめぐるのね・・・。
その料理教室を運営されている代表の方からの返信に
「ミーナさんて、ホッピーの方なんですね!
僕はホッピーが好きであれば、ホッピーを飲んでいるんですよ」と。
プライベートレッスンでは、生徒が作りたい料理を教えてくれているとか。
う~ん、これは、ビジネスにもつながるかも・・・!!
私の心は、さらにウキウキワクワク、頭はぐぃーんと廻り始める。
けれど。
まずは、「脱バカオンナ」。
動機は不純で良し、
目指すはダーリンの7月のお誕生日。
彼のお誕生日を手料理で祝って
あげられるくらいの
オンナに変身しま~す。
投稿者: wpi 日時: 2008年4月20日 13:05
2008年4月20日
4月20日(日)曇り
15日に
バンクーバーから戻って6日め。
翌々日から、仕事に火がつき
木、金の2日は久しぶりに赤坂に
籠もりきりで、我がホッピー赤坂オフィスは、
戦場の対策本部状態と化した。
戦いつつも、講演1本、取材を2本、
連載の原稿チェック2本、
次の本の打ち合わせを1本と、
ミーナ’s クリエイティブマインドへの
刺激は欠かさない。
これがなくなったら、私は息が出来なくなるから。
昨日は朝から新卒採用の最終面接で
夕方から、世界の山ちゃん新宿花園店様の
ご開店レセプション。
朝からずっと一緒だった、ぐっさんと20時前に
新宿で別れるときには、
二人とも頭皮がパンパンに腫上がっていて
これ以上、脳みそも口も動かないという有様。
別れ際は、
「とにかく月曜日。明日は休戦、休んで
パワーを取り戻そうね」と目で会話。
また、10日もブログを空けてしまったことに
申し訳ないと感じながら
そして、私にとって一番大好きで、何より
私がエネルギーを得る
「書く」ということができていないことに、
悔しさを感じながら
でも、絶対に続けるぞ、と
PCに向かう。
現在、12:45.
今日は、修理から上がって来た30年前の
モンブラン、パーカーにインクを入れてみる。
モンブランには、レーシンググリーン、
パーカーにはペンマンインク。
ボディのデザインも、ペン先のデザインも
シンプルそのもの。
書き味についても、
なんともやさしい感じがするのは気のせいか。
クセになる書き味である。
譲ってくださった方にいただいた、
ファーバーカステルのペンケースに入れることにする。
大事にしますね。
アウロラのオプティマバーガンディにも
カルティエのボルドーを入れて
現場復帰。
バンクーバーでドクターに、
アフリカを見せていただいたのが
きっかけなんだけれど、
やっぱりこの書き味は安定感があっていいなぁ。
そんなこんなで、万年筆の
お手入れをしながら、
23日のディナーのメニューを考える。
先週、世界一に輝きフランスで
700人からのスタンディングオベーションを受けた
彼のためのお祝いメニュー。
まだまだ料理のできないバカオンナな私、
何も凝ったことはできないけれど、
スタートだけは、決まっている。
幼馴染の第一子誕生の
内祝いで頂き、何かの時にと
取っておいためでたい"KOSEI"シャンパン☆
バンクーバー前後で確実に大きな変化が起きつつある私。
何から書いて良いのかわからないので、
今日は、ありのままの自分を書いてみました。
投稿者: wpi 日時: 2008年4月20日 12:35