2006年9月22日

製造業の跡取りたるもの

9月20日(水)

先輩の会社にお邪魔して、
いろいろと教えてもらう。

「製造業の社長になるなら
営業社長ではなく、製造社長にならないと
だめだ」。

彼の言葉は厳しい。

けれど、時折「私って何をするヒトぞ?」と
思うときがある。

営業が商品なのではなく
私は、ホッピーを作って
売ってるんだよね。

そもそも家業に興味を抱いた
きっかけが、「地ビール」なので
製造をまったく知らないということでは
ないけれど。

社長としては、まだまだ、知識と経験が
不足している。

10月には技術を担当していただく
役員も着任する。

第3世代感動工場の建築も始まることだし
工場長や彼を師に、貪欲に学べる
仕組みをつくろうっと。

投稿者: wpi 日時: 2006年9月22日 12:07

2006年9月22日

人気は高さではなく、継続ではかる。

9月19日(火)

昨日の日記にも書いたが、
とある本に書いてあった言葉である。

人気は高さではなく、継続ではかる。

今の私の心境にあまりにもぴったりな
言葉である。

決して高さは、追い求めない。
世界でたった一つのホッピー文化が
一日でも長く続くことに徹底的にこだわり
日々、かかとをすり減らし、汗をかく。
学ぶ。戦う。

戦いに勝つためには
基本にこだわり、
その徹底と繰り返しが大事である
ということを
今日も教わりました。

投稿者: wpi 日時: 2006年9月22日 12:05

2006年9月22日

たった一言が分かれ道パート2

9月18日(月)晴れ

リクエストを下さった読者の方
どうもありがとうございました。
アップが遅くなってごめんなさい。

私が体験したお客さまをファンにする
サービスについて。

大坂で飛び込んだ有名老舗和菓子店でのこと。

祖母に送ろうと入ったのだが
年老いた彼女は、量を食べることはできない。
喜ぶのは、「いろいろな種類を少しずつ」。

そこで、ギフト用にきれいにパッケージされている
商品には目もくれず、
干菓子、おせんべい、おまんじゅう・・・、
店内にあるかごに入れていった。

「すみません、これを横浜に送りたいんですが・・・」。

受けてくれた年配の女性店員さんが
「う~ん、こういう詰め合わせはやったことがないんですよね。
きれいに詰め合わせできないんですけど・・・」。

その言葉を聞きながら

きれいに詰め合わせることができない

老舗高級和菓子店のプライドに関わる

断られる?

と、予感していた。

「家族に送るので、きれいに詰め合わせる必要はなくて
せっかくのお菓子が壊れないように
詰めてもらえばいいんだけれど、だめですか?」

すると。

「あ、うちはまったく構わないんですよ。
なんでもやります。ただ、壊れないように詰めると
きれいには詰め合わせられないのですが
よろしいですか」。

それから彼女は、お菓子の並べ方を
なんども変えて、繊細なお菓子が
壊れることなく祖母のもとに届くよう
一生懸命やってくれた。

やり慣れない、面倒なことなのに
宮内庁御用達、高級老舗和菓子店なのに
「よろこんで!なんでもやりますよ」。

その言葉がうれしかった。
私の心を汲んで、面倒なことはいっさい言わずに
さっと受けてくれたことが嬉しかった。

後日。

ミーナセレクションのその詰め合わせを
祖母が喜んでくれたのは言うまでもない。

慣れない面倒なことを、面倒と思わずに
すぐにやれる・・・、
そんな教育が徹底されているからこそ、
この老舗が長く続いているに違いない。

人気をはかる真の尺度は
「高さ」ではなく「継続」なんだな。

投稿者: wpi 日時: 2006年9月22日 12:04

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